グルテンポンプ 


 小さなタナゴにはグルテンが絶大な効果をもたらします。タナゴ餌の中で集魚効果が一番期待できる餌です。また、水中ではグルテン繊維だけが残って、つまりは餌が小さくなってタナゴの小さな口にも入りやすくなりからです。そこで、グルテン用ポンプを作ってみました。樹脂製注射器(5ml)の先を切っただけの物です。これに練ったグルテンを入れて鈎を突っ込んで引き抜けばよろしいのではないかと思って作ってみました。 


私的想像では
 @餌を作りすぎないで済む。
 A露出が少ないので表面がカバカバにならない。
 B黄身練り同様、作り置きが可能。
ネっ! いい事ばかりでしょ。・・・果たして???
 それと、いつもならグルテンは現地で練るのが普通でしょうが、今日は明日に向けてグルテンを練っていて気が付きました。釣り場で練ると固かったり柔らか過ぎたり。でも、面倒だから(釣る時間が短くなるから)そのまま使っちゃうでしょ。この方法だと自宅で作るからじっくりと好みの固さに出来ます。下はグルテンを入れたところです。


 こういう情報ってインターネットで世界発進されるので、気張って3本も作ってしまいました(笑。
 (嘘に決まってます。実は、好みの固さにするため水を足したり粉を足したりして大量になって、その場で急遽ポンプを2本追加製作しただけです。・・・(笑。


【結果】
メチャクチャ良いです。
あらかじめ購入してきた大袋(250グラム入り)から、チャック付きの小さなビニール袋に2.0グラムの分封を作っておきます。そして、使う時は練る容器にこの1袋をあけ、そこにこのシリンジ(注射器の筒)いっぱいの水を入れてサッと掻き混ぜて少々の時間放置すると、丁度一本分のグルテン餌が出来上がります。これなら作り過ぎもないので無駄がなく、よって保存の必要もありません。一応残ったのを冷凍保存してみたのですが、ビチャビチャで使い物になりませんでした。
 使うときはこのシリンジに鈎を突っ込んで引き抜けばいいと思っていたのですが、現実にはシリンジに面ツラにまでしたグルテンを鈎先で掻きむしるようにする方が良い事が判りました。より小さく付けたい時は少しグルテンをシリンジから出すと、そこにグルテンの角が出来ますので、そこの部分で好みの量を鈎に付けることが出来ます。

ガンガン釣れれば問題はないと思いますが、あまり釣れない時は、使っている最中にシリンジの頭から出ている部分が乾燥して硬くなって来てしまいます。その場合は持つ手の人差し指に水を付けて、少し叩いていると硬化しません。

 グルテンは練るのにチョッとしたコツがあります。それはあまり練らないことです。練り過ぎるとグルテン繊維が多い所と少ない所ができてしまいます。さっと掻き混ぜて(この時点ではビチャビチャです)、待つとグルテン繊維のムラができにくいです。
 それにしても一袋で125回使える(2g/250g)のですから・・・安い。

2007年2月14日 記